ネギま

 ちょっと読んでみました。6巻まで。微妙に京都で流行り気味なんで、おためしにというわけで。本屋で読むのは若干恥ずかしかったんで漫画喫茶まで行って来ましたよ。
 僕はそもそもかなり赤松絵が苦手なのですが、絵の好き嫌いはストーリーに左右されるもんだよなとも思っています。福本伸行の漫画とかそんな感じですし。あんなヘタクソな絵見れるかって思ってたらえらい勢いでハマっちゃったり。ネギまもそんな漫画ならいいなと思ってたんですけども。
 4巻ぐらいまでは明らかに空気漫画なんだよなあ。空気というか、可愛い女の子を楽しむ以外に楽しみようがない。赤松絵を可愛いと思えない僕にはしんどい展開です。碧郎さんイチオシのエヴァが普通のツンデレだったのでなんか意外でした。もっと沖田総吾とか佐渡あいす並のSだと思ってたんだけどなー。ていうかまあ、基本的に全員が善人ぽいのでそれはしょうがないか。
 6巻は確かに面白くはあったんですけど、うーん、なんか燃えないんだよなあ。要素だけ取り出せば燃えないはずはない展開なんですけど、全然燃えない。多分、色々と整いすぎということだと思うのです。ネギ先生の顔なんて特に。あんまり出血が痛そうじゃないし、決めシーンで「あ、こいつ覚悟決めたな」って感覚的に「来ない」 明らかにヤバい、ってのがない。比べるのも変ですけど、ヘルシングとかうしおととらとかジョジョと比べると「絵」の迫力の違いはやっぱり出てるなーと思います。もっと崩してもいいと思います。涙でぐっしゃぐしゃの、傍からみたらブサイクなほどの笑顔とか。そしたら赤松絵じゃなくなるからなー。今のままじゃ大量出血でも、多分心臓停止でもあんまりハラハラしないと思いますけど。まあ女の子しか描けない人だし、しゃーないといえばしゃーないのか。
 というわけで、僕にはちょっとキツい漫画でした。ちょっと前にぴーおーに借りた、「パンプキンシザーズ」とか「あおい坂高校野球部」がかなり熱い漫画だったってのも原因のひとつだと思います。あとは赤松絵。そんで赤松キャラ。もっと感情がにじみ出てくるような絵ならなあ。バスタードでは燃えられたのにな。
 基本的に「燃え」>「萌え」なのは変わらないです。