末日シンドローム

というわけで2016年です。もう一月も終わりですが、なんか色々ありましたね。不倫とか。個人的には、ゲスの極みみたいな女性が女性タレントを寝取る百合不倫的なあーだこーだを想像していたのですが、特に創意工夫のないただの不倫のようだったので、まあ勃起ならずな感じでした。そりゃそうそう百合的なニュースが世間を賑わせることはないやね。
笑ってはいけないで犬神家の一族が出てたので、ためしにと金田一祖父の小説を読んでたんですが、八つ墓村にはびっくりしました。突然の里帰りになった主人公が、特に理由もないのに姉にもて、妹のような少女にもて、現代風の美女にもて、紆余曲折はあれど最終的にはうはうはなことに……。まんまラノベじゃねーか。なんやねんと。そんなんでええのかと。あれじゃないですか。最後はやっぱり、だれそれが実は兄妹とか親子とか、そういう悲惨な事実が明るみに出て、犯人がするりと自殺して、金田一先生がぼそっと一言出す感じじゃないですか。こんなハッピーなあれは求めてないとです。いくつか読んだのですが、こう最後すっきり系はどうもいまいちな気がしますね。ラストでやるせない思いに包まれるやつこそが本領だと思うのです。今のところ一番好きなのは「夜歩く」ですかね。このなんとも言えない人間配置は名人芸だと思うなあ。
そんなこんなでもう2月ですよ。とにもかくにも、ぼちぼちとやっていきたいところであります。