タイムイズマネー

というわけでまあ、映画の日なので「UFO学園の秘密」を見てきたわけですが、こうなんというかあれですかね。映画の日の日曜日というのに、この田舎の映画館はいつものごとくガラッガラだったんですけども、この映画だけやったら人が多くて焦りました。しかもたいていがあんたら普段アニメ映画なんて観ないよね、っていう熟年のお年寄りの方々で、それもスクリーンの中央部分だけ不自然に空いてる埋まり方で、あれですよね。びびりますよね。アニメ映画ってあれじゃないですか。その道長いなってオタク連中とか、微妙にお洒落しましたっていう腐女子とか、ちょっと背伸びしたけどやっちまったぜハハハって感じのキッズくらいしか見てないじゃないですか。いやそれは偏見ですけども。まあでも、ほとんほの場合である種の匂いは感じると思うんですよ。でもねえ。この映画は感じる匂いが明らかに別種のそれで、まあわかってはいたんですが逃げたくなりました。お米が自慢てカレー屋に入ったらチャーハン出てきたみたいな。ちょっと違いますがわりと当たってる気もします。
さすがにマネー的なものが違うのか、CG部分は良かったです。ベガとかイカしてた。ああいうのはいいですよね。意外にファンタジックな感じで。あと全寮制高校の、私服時の絶妙なダサさ。ヒロインの子のTシャツの文字がなんか微妙で、って言っても今忘れちゃってるんですが、なんかときめきました。好きなのはハルちゃんだけどね。あの子多分彼氏のフェラチオ断れないと思うな。妹のメンタルもすげえ弱いし。でもそういう人たちのための、ええとコミュニティですからね。そういうフォロー大事です。あとハルちゃんを傷つけて、ヒロインに女の気持ち分かってないって詰られるチャラ男が、お前だって男の気持ちわかってないって返すあたりも好きです。そうだよね。相互理解ってそういうのだよね。まあどうでもいいんですが。つーか後半のバトル展開に入ってから、あの5人組がほとんど喋らなくなって焦りました。声優の熱演とCG意外に何を楽しめばいいのかってそれですからね。あの5人組は嫌いになれないな。将来の夢が、映画監督と教師と技師(UFO開発者)なのはいいとしても、そこに宗教家が入ってくるあたりの斬新さとかね。二組のカップルと一人のオタクで構成されるメンツとか。全寮制の学校のカップルってどんなのなんでしょうね。外出許可貰ってラブホとか行くのかな。でメシはココイチ。あのココイチの謎のプッシュはなんなんだろう。わかりませんが、こういう映画は深く考えてはいけないので、まあOKです。
結局のところ、やはり日々退屈している方に見てもらいたい映画だと思うんですよ。毎日つまんないなーとかさ。何のために生きてるんだろうとか。そう方が見ると、ああ時間て有限だなって感じられると思います。僕らが無駄に過ごしてる二時間は、素晴らしいものだったんだなと。少なくともこの映画を見てる時間よりはいい時間なんだなと。そういう風に感じられることがすなわち幸福なのだと、僕は確信しています。今期では劇場版「零」以来の悟りを開くことが出来ました。そんなこんなのあれであります。でも色々と学ぶこともあったんですよ。ウィキペディアではアニメ版シャッフルのメインヒロインはアサ先輩だったんだなとかね。これは驚いた。で、同じ声が最近の人造人間18号をやってることにも驚いた。そのくらいですかね。そんなこんなであります。
ていうかあと30分で久しぶりの決勝フェデラーVSナダルだ。そのテンションに持っていこう。そうしよう。