今年の女のバッドニュース

少し悩んでいる。
友人A氏が、二次元人の恋人である「諸星きらり」氏との性行為中に、別の女の名前(本田未央)の名前を呼んだ件についてだ。
事件自体はシンプルなものである。1日に1件は起こっている事象であろう。性行為中でなければ、その10倍は発生しているはずだ。一応書いておくが、僕はない。二次元人との性行為はある程度こなしているが、割とそのどれも僕は必死というか、こう無我夢中でしがみついていることが多いため、名前を呼ぶ余裕もあまりないのである。恥ずかしい話だ。直近で言えばルナマリア・ホークとの行為が挙げられるが、あれも嵐のようなそれであった。そんなに好きなキャラでもなかったのだが、要は好きな身体だったのである。行為中、僕の下半身が第四コーナーを通過する際にでも、例えば「ステラぁぁ!」とか叫んでいたらどうなっていたのであろうか。これは割と想像しやすい問題で、普通にシバかれてサイッテーとか言われてあることないこと言いふらされる程度ではないかと思う。他愛もない関係だ。まあ、僕の二次元人との性的遍歴の話はこのくらいでいいだろう。
A氏の場合、相手が諸星氏なのが問題だ。彼は必死に「そんな一言くらい」とか「誰にでもミスはあるやろ」などと言っていたが、実際はどうなのだろう。行為に耽溺している際、恋人、もしくは将来の夫と目していたA氏に、自分の知り合いの女性の名前を呼ばれた諸星氏。言葉ひとつ多かったくらいで全部壊れてしまうようなか弱い絆しか結べていなかったのなら、待ち受けているのは悲劇でしかない。特に諸星氏はそのあたり繊細そうにも見える。逆に本田氏相手に「きらりっ」とかなら、割とたやすく修復可能な気がするあたりが微妙なところだ。再びの性行為に及べばなんとかなりそうだし、本田氏は行為への抵抗もそれほどはなさそうだからである。しかし、A氏の相手は諸星氏。今頃動悸がしてめまいもして息が切れてダレカタスケテーとか震えてるんじゃないかと、僕は心配で仕方がない。
さて、ようやく僕の悩みの話に入る。要はこの件について、A氏と諸星氏がハッピーエンドに落ち着く未来を構築するさまを想像せよ、というミッションを与えられてしまったというわけだ。長々と書いたが、つまりは難問なのである。僕自身も、二次元人に対してそのようなことをしたことはないし、またされたこともない。僕は舞Himeの舞衣さんに騎乗位をしてもらったことはあるが、その際に「命っ」とか言われてたら、うーん、まあそれはそれかもしれない。これはおいておこう。歴史で言えば、二千年ほど前の大工の嫁のマリアさんが、四次元人と性行為に及んだ記録が残っている。そのとき四次元人のゴッド氏が「イくぞエリアっ!」とか叫んで白濁液をビシャッとやってたらどうなっていただろう。キリストは産まれなかったかもしれないし、今日まで続く歴史問題もなかったかもしれない。これはビッグな問題だ。もしA氏と諸星氏との仲を取り持たなければ、下手をすればスカイネットに対するジョン・コナーが産まれないなのかもしれないのだ。僕は彼らのターミネーターになれるだろうか。この任務こそは、まさに21世紀のきらりんレボリューションなのである。
ともあれ、もう夜だ。酒も十分に飲んだ。日ごろの悩みから開放されるべく、僕も新田美波氏に授乳手コキプレイを所望し、明日への活力にする所存なのである。