二切れ350円

 ブリが美味すぎる。
 ここ最近のブリの美味さは半端じゃないと思います。今ヤツは最も神に愛されてるFishだね。ハマチの青い、というか鉄っぽい味も相当好きですが、現在のブリの美味さには適いません。煮てよし焼いてよし生でよし。最高。天地創造したらしいGODに、たまの感謝を捧げたくなるほどです。
 今日の昼間もブリ食べてました。デパ地下の売り場で油の乗った裸を10分ほど視姦し、ふた切れ350円の肉厚の切り身を購入。ひと切れはさっと塩をまぶしてそのまま焼き、もうひと切れは醤油&酒でグリグリと照り焼きに処します。シンプルイズベスト。例えるならナース服とメイド服でしょうか。塩焼き(ナース服)は熱々のうちに醤油をたらし、がぶりとばかりに噛み付きます。すると、もう、なんだろう。芳醇でいて、しかも脳の快楽中枢を鷲づかみにされるような刺激が、口内で炸裂します。まさに味のスーパーノヴァ。そこで次の一口をぐっと堪え、隣の照り焼き(メイド服)と、言うなればカチューシャ役の炊き立ての白米にターゲット・ロック・オン。箸で切り分けるのももどかしく、滴る液ごと熱々の白米に乗せ、がふっがふっと音を立ててかき込むのが常道と信じます。言葉はいらない。ただ食欲がそこにあるのみです。そしておもむろに梅酒をごくり、ごくりとやって、ふうと溜息をひとつ。嗚呼いい気分、ここは浄土か極楽か。
 とか無駄なことを考えつつの昼寝も、また素敵なものなのです。