もう林檎とビールを運ぶ仕事は嫌だお……

　と思っていたら年賀と普通郵便をわける仕事にジョブチェンジしました。ＹＡ！　ＹＡじゃねえよファック。１２月の郵便局はごっついですねでも。１２月入ってからはだいたい７or８時間（おかげでガンダム見れないＺＥ！）とかですが、普通に社員さんはその倍くらい勤務してそうで恐ろしいったらありゃしないぜ。いやー年賀状凄いですよ。数がえらい勢いなのに、その１枚１枚を魂込めて処理しているわけで、まさに尋常じゃない手が加わっているわけです。元旦には皆さんも是非、郵便屋の血と汗と涙を感じつつ、年賀状を楽しんでいただけたらと思います。あと短期バイトとかがmixiで妙なヘマを書かないことを心から祈っています。割とマジに。いや俺が心配することじゃないんだけどさ。
　行きつけのジュンク堂（非三ノ宮）にスピカが現れないのでハチワンのみを購入。くそっひぐらしとか必要以上においてるのに……。つーかハチワンも見つかんなくて２０分くらい探したよ。双方とも店頭にヒラで積むべき漫画なのにな。ハチワンはヤンジャンの続きが待ち遠しくて仕方がないんですが、新刊の帯を書いてた羽海野チカの方はどうかなー。あの展開はちょっといまいちだと思っています。主人公の彼が今でも将棋好きじゃなかったらもう読みたくなくなるだろうなあ。あんまりセンチメンタルな方には行って欲しくないですね、やっぱり。いやまあ羽海野チカなので大丈夫、とは思っていますけど、うーんどうだろう。まあ次に期待ということで。
　そういえば、ちらりと話題の恋空とか読んでみました。２０ページくらい。俺ガッキーＹＥＳだし、あとスイーツ好きだしね。最近はスイーツという呼称にもなれて来ました。俺和菓子党なので、菓子といえば和菓子なのです。だから洋風のものは、洋菓子というよりはスイーツの方がお洒落感が出るかな、という考え方には抵抗はありません。逆は絶対にノウだけどね。和風スイーツとか言う奴に本物はいない。なぜか断言。ていうか本物ってなんだよ。あとよく誤解されるのでちょっと強調しておきますが、甘党の人間て普通に辛いものも好きなものです。つまりハイブリッド。まあ俺は食そのものを愛してるんだけどねウッフフ。どうでもいいか。
　で、恋空。よくあるコードギアスのＣＣのＳＳくらいを想像していたのですが、予想外に普通だったので驚きました。普通というか、なんだろ、大沢こんぺなら半分以上くらい？　非常に普通の中高生、もしくは大学生あたりの喋り方に酷似しているので、そういう喋り方じゃない僕からはちょっと違和感があったのですが、でも普通の人なら凄くリアルに感じるというのは妥当だと思います。大学入りたての頃のメールの文とか思い出したしなー。内容もそういう、普通の人の妄想っぽい感じがしました。わかんないでもないというか、そんな感じが？　強調すれば色々飛んでるように思えますけど、そこはほら、俺も昔世話した狐がなぜか女の子になって戻ってくるような話で感動してるわけですからね。微笑交じりに納得できる類のものです。むしろ普通っぽさで消されますが、場面そのものはラノベでもギャルゲーでも使えるようなものでした。不治の病（！？）の男とヒロインのために、友人達が病室でどっきり結婚式を計画してたりとか。栞ＳＳじゃねーかと心で突っ込んだ瞬間、その友人が不覚にも北川に見えてちょっといい気分になりました。ノゾムだっけ、あいついい奴だよ。その場面５ページで終わるんですけどね。オタク的には過剰な形容詞とそれっぽいセンチメンタルな描写と妙に長ったらしい言い回しが必要だよなと内心頷いていたものです。あとヒロインが堕胎してるとき、彼が寒い中神社でヒロインのためにお参りしてる場面とか。アージュなら３０分間延々彼がいい訳する場面でしょう。そしてＫＥＹならそれに母親の涙が追加されて１時間てとこだな。でも恋空は５ページくらい。短いよ。やっぱ語彙そのものが少ないからかな、えっらいシンプルなんですよ。でも無駄に長く描かれるよりは好感がもてるなと思う辺り、最近俺もゲッター脳過ぎるかもしれません。
　そんなわけで、感動する場面、大筋そのものは、オタクにしろ何にしろ、現代日本人的にはそんな違わないんだなと納得しました。あとは描写の差なんだろうなー。とはいえ恋空みたいな女子中高生イズムも、多分Ａｉｒのようなヲタク的センチメンタリズムも、最近はどちらも合わなくなってきてアレです。マイブームはシャウト＆ソウル。まあそんなかわんないよね、同じ日本人だしね。魔法のiらんどもアルカディアもみんな同じでいいじゃない。とかちょっと平和的な感じに締め。気にすんな！