どうでもいいけど

 最近ちょくちょく関東に行ってます。さすがに何度も言ってると、周囲の人間がみんな標準語なのにも慣れてきました。最初は、多分5年くらい前のことですけど、そりゃもう気持ち悪いってもんじゃなかったからなあ。やっぱり人間慣れだなあと思います。ていうか俺影響されやすいから、関東に住めば1週間で標準語になってるだろうし。
 でもあれはいただけないと思うんですよね。先日総武線乗ってるときに、こう不良! って感じの兄ちゃんが数人いて、しかも怒ってる風に叫んでたんですよ。「マジむかつくんですけど!」って。なんつーか、すげえ間抜けな啖呵ですね。なんだろう、関東だとみんなああなのかな。ていうか関西でもそうなのに俺が気付いてないだけなんだろうか……。でもなあ。なんか全然こう、伝わってこないよなあ。イントネーションには耳をつぶるとしても、語尾のですけどってなんなんだろう。そんなけどって言われても、ねえ。ですけど。誰に了解を取ってるんだろう。それがまた、本当に自分はすげえ怒ってるんだぞ、って口調で言ってるから逆に笑えるんだよなあ。俺はひたすら笑いをこらえてたんですが、なるほど、こっちの人がみんなこうなら、確かに関西弁って怖い感じがするな、などと妙に納得したものです。マジむかつくんですけど、なんて、そんなセリフじゃ泣いてる子供も笑っちゃうよ、きっと。
 っていうのはノムとかハゲあたりが言うと説得力があるんであって、俺が言ってもこう、なんか駄目ですね。ていうかまあ、うん、ほんとどうでもいいや。