近所の病院の受付をブン殴るテンションが欲しい

 奴だけは許せない……。畜生。
 ということはどうでもいいのですが、最近ちょっとポージングにはまっています。僕はマンションの、しかも最上階に住んでいるので、帰宅時にエレベーターに十数秒ほど乗らなければなりません。普通なら退屈なその時間こそが、まさに俺たちのゴールドエクスペリエンス。帰宅時はたいてい暗いのでガラスがいい具合に鏡っぽくなりますし、しかもピザな身体とキモいツラをぼやかしてくれるので、非常にいいテンションで望めるわけです。扉が閉まる瞬間からギュアン! とばかりにドゥザポージングイエー。毎回俺最高にカッコいい、とテンションが上がるのですが、毎回エレベーターから出た瞬間にポージング内容を忘れてしまうので、あまり意味はありません。でも気持ちいい! 毎日毎日、エレベーターを前にすると動悸が高鳴ります。俺の最高のポージングは何だろう。決まってる。次のポージングさ。みたいなね。なんかもう、食後のビール的な、あーこのポーズのために生きてるなーみたいなそんな感じです。うんまあ、言いたいことは分かるけどさ、でもそういうのもいいよね。そんな24歳の秋でしたウッフフ。唐突に終わる。