べろべろ、ばー

 わかっていたことです。わかりきっていたことのはずです。でもそんなの関係ねえ!、とばかりに、今年2回目の古本屋号泣を達成していましました。ごめんな葛西。でも文句は藤田和日郎ことジュビロに言ってくれよ。あれは仕方のない涙です。ひでえよ。
 というわけで「からくりサーカス」読破しました。いやもう、ほんとにね、さすがうしおととらの作者でした。あれよりは若干落ちるかな、とは思うんですが、それも偏差値85と80の違いです。号泣してるしね俺。また全巻購入してじっくり読んだら違う発見して泣くんだろうな……。
 なんか語ろうとしたんですが、どうにも上手いこと纏まらないんでまた後日。というか語るべきことは多分あんまりないんだよな。でもほんと泣いたなあ。多分一番最初の発火点は、サハラ砂漠での「嫌いなわけないでしょクソババア!」だと思います。ていうかルシール先生はすげえよ。多分ローゼンメイデンに出てきたどんな女キャラよりも魅力的でした。当然といえば当然なんですけどね。ジュビロの描く女性は、みんな凄く目力があって魅力的だからなあ。あ、その前に鳴海の師匠でも泣いてるなそういえば。あのジジイもアホみたいにいいしね。で、アンジェリーナ過去編でレバーにフック食らいました。まあ、あれは、ねえ。このあたりを立ち読みしている時、完全に俺の回りに人気なかったけど、まあ俺のせいじゃないよね。仕方ない。俺に罪はないさ。気にすんな。
 まあでも、やっぱり一番強かったのはあのしろがねの笑顔ですね。実際読み終わったのは昨日なんですが、普通にあれは脳裏に焼きついています。そこでううっと一回嗚咽漏らして、で次のページでのあの人形二人のコメントでした。あれマジで効いた。本気でゲロ吐くと思った。なんとか吐く寸前で踏みとどまったんですが、いやでも危なかったよ。葛西は本屋をゲロから守り抜いた俺をたたえるべきだと思います。ひれ伏してわたしをおがめ(乙女座のシャカ風に)! 本屋でゲロっていったいどんな状況なんだろうな……。でもこの漫画には人にゲロ吐かすくらいのパワーがあったと思います。早く揃えたいな。家ならじっくりゲロ吐けるしねってそうじゃねえよファック。
 なんかグダグダになってしまいました。でも少年漫画は感じるものだからね。からくりサーカス読んで、俺がすげえ何かを感じた、ってことが伝えられたら、それでいいと思います。ていうか本屋さんマジでごめん。でもまだまだ通うぜヒャッハー!