攻殻機動隊SAC2ndGIG

 なんといいますか、これ凄まじく面白かったです。初めの方はちょっと退屈かなとか思ってたんですが、いやーもう凄いわこれ。たまらなかったです。実際2話とか、また駄目人間の話かよとちょっと微妙でしたし、キャッシュアイとかどうなんだろう、などと感じていたんですが、6話のなんとも救いのない話あたりから徐々にエンジンがかかりだして(林原だったしね! 2回も出たしね!)、特に11話「草迷宮」、12話「名も無き者へ」で見事にフィーバーを決めてくれました。12話は普通に(゚д゚)←みたいな顔になってたと思います俺。ハアハア言いながら次のDVDをセットしたわけですが、いやこれ普通の人はよく次の話まで待てたもんだよ。俺なら発狂します。あの最後はなんかこう、驚いたというか衝撃でしたね。11話が普通に少佐の、世界観や内容とも爽やか系の話だったので、いいところにいいパンチを食らいました。9話とかも好きだったけど、完全に入ったのはここからです。公安9課の渋い兄さんたちと少佐、バトーで心を暖めつつ、20話あたりの加速でまたフィーバー。何度も思うのですが、この20話の引きとか暴動が発生しなかったのが謎です。ていうかこの辺からOPEDともにもったいないと思いながらも飛ばしてたなー。気になるもん。つーか23話あたりからは、もうなあ。瞬きが素で惜しかった。手を打ってはひっくり返され、打った手をひっくり返すそのシーソーゲームがまあスリリングなこと。心臓に負担かかりすぎですよ。
 最終回が実に素晴らしかった。今のところどう言えばよくわからないんですが、いやもう反則的に来ましたよ。特にタチコマのあの歌は酷い。涙が止まらないよ的に。あと最後付近のブっ殺すぞアメ公め感も凄かったな。この最終回はほんとよかったと思います。なんか最後で少佐が悟ったというか解脱したというか、映画版の魅力がないバージョンになっちゃったようであれなんですが、それでも十分すぎるほどに楽しめました。しっかしこれは本当に良かった。今はまだぐちゃぐちゃなままなんで、また後日にいい感想が書ければなと思います。タチコマの日々最高だぜとか。いやーでもほんと凄いわこれ……。血圧上がりすぎてどうなるかと思ったよ、まったく。