stand alone complex

 を見終わってそろそろ二時間くらいたつんですが、どうにもこうにも眠れません。いやー面白かったです。最終回微妙に不満はあるのですが、とはいえあれが一番良かったような気もします。ていうか後半のテンションは半端なかった。近所のビデオ屋に最終巻だけなかったので、まあこれはまた今度見ればいいか、とか思ってた結構前の自分をとりあえず呪っておきたい。京都市は広かった。だが神はいた。なんとか手に入れてきただけの甲斐があって非常に満足していますよ。足しんどいけど。
 劇場版は2作とも途中で思いっきり寝たものですが、こちらで眠くなることってのはあまりなかったですね。どのエピソードも興味深く見られました。笑い男以外なら、やはり2話の完成度の高さは素晴らしかったと思います。最終局面の演出、絵、音楽などは見事としか言いようがなかった。3話の馬鹿をブン殴る話はまあ、ちょっとニヤニヤしてしまいましたが、笑い男導入を挟んでの7話はよかった。というか後半の戦闘シーンが大好きです。音楽の効果もあってか、血液の温度がえらい上昇しましたよ。音楽はやっぱ重要だよなあ。10話、13話の胃がむかむかする話の間にタチコマ挟んであるのがナイスでした。前者は、アメリカとの絡みもあってかなり好きなエピソードなんですが、やはり内容的なきつさがひどい。Tシャツとか嫌な方向に洒落が聞いてるしなあ。好きだけど嫌なんだよなあれは。後者はひたすら、タイトルの非テロリストって文まで救いがなくてアレです。2つともが、社会の歯車をまわすための擬似的な油、とでも言いますか、そういうのの悲鳴みたいな、ってまあ必要な犠牲ってことなんですが、そういう話はやっぱ見ててしんどいものがあります。公安九課も表層的な解決しか出来ない問題ですし。だからこそ、その間にタチコマの悲しいけれど軽妙な話と、意味もなくなんかあるような気になるような話が挟まってくれたのはナイスだったなと思うわけですよ。で、ここからは公安九課のメンツの話になったので、いい感じに楽しめました。ボクシングの話とか素敵でした。やはり魅力的なオッサンの話はいいですね、ビバップでもそうでしたけども。そういえば14話は、暗殺者の人が終始灰羽のレキに見えてちょっとおかしかったなー。レキ頑張れよ、とか応援してました。実際攻撃方法のユニークさとかいい感じだったと思います。ってそれはまあどうでもいいところかな。
 笑い男編。劇場版をあまり僕が評価していない理由として、2作品ともに、提示されたテーマが以前から多くの漫画や小説などで提示されており、ぶっちゃけそんなこと今更出されてもなーな気分になったというのが挙げられるわけです。エンターテイメントな部分が(僕にとっては)少なかったので、テーマが合うかどうかが肝心要な部分だったのが痛かった。これは正当な評価かは分かりませんけどもね。対してこちらは、いわゆる劇場型犯罪を舞台とした事件を通じて、政治ドラマも絡めてのエンターテイメントで上手く見せてくれたので、素直に楽しめました。マスメディアからの情報をどう使うか、などはたまたま興味あったところでしたし、まあ政治ドラマ的な駆け引きはそもそも好きですしね。とかダラダラと書きましたが、多分単純に言えば話が合うか合わないかということなんだと思います。「STAND ALONE COMPLEX」は合った、ということでファイナルアンサーかな。あーこういうの長々と書く時点でやっぱ本調子じゃないんだろうなー俺。とか言い訳。
 ようやく眠くなってきたので続きは後日。20話台入ってからはわくわくしっ放しでした。特に24話からの展開には参った。胃が痛くなったよファック。タチコマのせいで目頭にも来たしな。終盤をきっちり魅せられるのが貴重だということは、エウレカデス種を通じての、なんというか確信です。これは素晴らしかった、だけに最終回に若干拍子抜けがあったんですが、まあその辺は明日じっくり考えるかな。
 そんで2nd GIGの方はどうしようかな……。しっかし公安九課、どう贔屓目に見ても任侠というか、そっち方面の集団ですよね、なんか。まあでも、ああいう外見の方がそれっぽくていいかな。線の細い兄ちゃんとかモヤシ女がいても困るしね。マブラブの数千倍はそれっぽいか。うん、そっちの方がいいな、やっぱり。