ヤンマーニヤンマーニヤンマーニ

 ヤンマーニをエンドレスで聞く日々です。やっぱ梶浦は結構好きですね。半分くらい合わないんですが、半分くらいはえらい合う。というかなんとなく中毒性がある気がします。「あんなに一緒だったのに」も「It's only the fairy tale」も相当聞き込んだからなあ。ヤンマーニは、例の謎のポーズをとりながら聞くとテンションの上昇値が高い気がします。あのポーズカッコいいですよねなんか。右腕の上がり具合とか。無駄にポージングに凝ってみる俺です。
 明日、というか今日はバレンタインデーですか。いいものですね、なんか。今日も100円ショップで、あのチョコを色々加工する際に使う器具を、板チョコとともに購入している女性などを見かけました。彼女らには頑張って欲しいものです。高校のときなどにも、クラスに何人かは人数分作ってきてくれる人がいたものでした。ああいうのは人間関係を円滑に、ひいては集団生活を楽しくしてくれるものなので、現在でも僕は彼女らに感謝していたりしますよ。こういうのは年取ってからがこそ重要になるようなので、彼女らには現在でも頑張っていて欲しいなあ、などと傍観者の視点からぼんやりと思います。おっとこういうのってセクハラだっけか。まあ男ばっかだしいいか。
 ていうか高校の頃はAHOでした。いつのときだったかな、バレンタイン前日に「明日はみんなでタンクトップ着ようぜ!」とクラスの男子連中が謎の盛り上がりを見せたことがあります。で一人が調達し、当日の5限目がちょうどクラス担任の授業だったので、昼休みに着替えました。結局半分くらいが乗ったんだっけなあ。「いやーあっついなー今日は!」「甘いものでも食おうぜヒャッハー!」とか言い合ってました。2月14日にタンクトップで。でもテンション上がってて寒さとか感じないんですよね。AHOでした。意味が分かりません。で、一人のお調子者が、「一旦普通の服で授業中にトイレに行って、帰ってくるときタンクトップになってる。で忘れ物しました、ともう一度出て行って、今度は上半身裸で帰ってくる」なるネタを発動させようとしてました。なんか今から思い出してもなんでそんなことをしようとしたのか全く謎なのですが、またなぜかそんなネタでクラス中が盛り上がるんだから、若いとは素晴らしいものです。授業が始まると彼は早速出て行きました。
 で、ここで予想外の事態が。担任が授業が始まってもニヤニヤしている僕らに怒り始めたのです。高校生なんだから云々とのお説教に、まあそれもそうだよな、と僕らもタンクトップから普通の服に着替えました。ここで落ち着いた空気が流れ出した、と思ったときに、彼がタンクトップで帰ってきたんです。しかも勢いよく、こう英雄と迎え入れられることを確信した笑顔でね。いやあ、いい空気でした。半分はすげえしらけた顔、もう半分は机に突っ伏す勢いで爆笑をこらえてましたね。もう暑いんだか寒いんだか。彼はその空気に失敗を悟ったのか、そそくさと出て行きました。普通ならここで終わりです。すいませんでした、となって授業が始まるはずなんです。でも彼はお調子者でした。しかも結構寒い方のお調子者でした。落ち着きを取り戻し始めた教室に、あろうことか彼は、計画通りに普通に上半身裸でもう一度入ってきました。いやあ、もうね。笑ってるやつはすげえ笑ってるんですけど、笑ってないやつはこいつ死ねよカスみたいなね。ファイガとブリザガ同時に食らったようなあの空気を、僕は忘れることなど出来ません。失敗を悟った彼は脱兎のごとく廊下を駆け出し、担任に微妙に追いかけられていました。いい思い出です。彼はそれから2週間ほど学校を休みました。ちなみにその日彼がそこまでテンション上がっていたのは、男子数人がバレンタインのトラップを仕掛けたからなのですが、まあそれは別の話ということで。彼は今頃元気してるのかなあ。どうかな。ああ、僕じゃないですよ、念のため。いやマジで。
 たまには普通の思い出とか。若さと馬鹿さは金で買えないもんなあ、とかなんとか思いつつ。フフ。