関係ないですけど

 閉鎖空間ものってやっぱ好きですね。この前読んだ「麦の海に沈む果実」のときに自覚したんですけど、そういう「限定空間での、人間のあれやこれや」ってのは物凄く好きだなと。この前やった「紅い蝶」もこれに入りますかね。もしかしたらセカイ系ってこういうのなのかな、とも思いますけど。鉄コミュニケーション(小説版)とかトライガンもこれに入るかな。ミステリーで該当するものは多いけど、あれは人間模様じゃなくてトリックに焦点、てのが多いからなあ。ちょっと偏見入ってますけど。
 一定の謎がある世界で、それが解かれていく過程と、それに絡んでいく人間模様がいい。魅力的な世界観とか、キャラクターとか。そういう意味で、やっぱFF3は凄く好きなんですけど、あそこまで行ったらもう閉鎖空間ものじゃないか。でも、空間的に「閉じて」るんじゃなくて、そこは「境界線」っていう感じなら、FF3は当てはまらないですね。ここから出られれば普通に戻れるのに、っていう危機感とか焦燥感とか、そういうのがあればなおいい。
 最近そういうのに飢えていたり。ドキのムネムネを待ち望んでます。