マリみて

 僕は「キャンパス二条移転」なんて文を見るだけでちょっとドキっとしてしまう乃梨子ファンなわけです。ゆえに最近楽しめてなかったとは言え、やはり読むわけですよ。普通の本屋でコバルトコーナーで立ち読み。根性。
 で感想ですけど、意外と言っちゃアレなんですけど、なんか普通に楽しめました。レディGO以来だ。デス種の見すぎのせい、とかだったら嫌だなあ。とはいえ、悪くはなかったです。あんまり長い話を書こうとしない方がいいのかな。
 有馬奈々というキャラがいい感じに動いてました。ていうか、これはまだまだ続くって事なんだろうか。絶対に不満をもたれないように作った、って見るのは穿ちすぎかなあ。とはいえ、乃梨子とあんまり書き分けできてないんですけどね。同じ場面にいたら混乱するだろうなあ。同じ場面に行くまで続いて欲しくはないですが。
 その乃梨子ですが、唐突に往年のキレが戻ってきました。志摩子さんの、ということは乃梨子の兄と取っ組み合い。さらに3つ年上の佐藤聖の胸ぐら(いや、ジャケットの襟ですけども)を掴む暴挙。意味もなく暴れてくれます。いいファナティックさです。佐藤聖との初対面はまあ、あれぐらいだったのかなあ。うーん。安定しすぎ、なのかなあ。
 紅の方はなんともはや。佐藤、柏木の「マリみてキラ・ヤマト」が出てる上に、何度も何度も繰り返してきたシチュエーションじゃ乗れません。紅まで読んで、この辺が潮時なのかなあ、と思ってしまいました。全体的に楽しめたんですけどね。多分、俺とたまたま好みが合ったからでしょうし。うーん。また次も読んじゃうんだろうなあ。
 とにかく、久しぶりにハッスル乃梨子が見られて良かったですよ。