デス種

 フリーダムとAA撃破、という非常に素敵な回でした。タリアさんとマリューさんが将来共闘しそうなのが若干アレですけどね。ここで因縁作っといて、最終回あたりで「タァァァリィアアァァァァァ!!」「マァァリュウゥゥゥゥ!!」ってやってくれたら普通にDVD買ってたんですけどね。残念。当たり前か。
 議長非常にナイス。かなりの力技でしたが、上手いこと掴みましたね。はじめに「議長を支持する」って言った人はやっぱりサクラ(というか根回し済みの人)なんだろうなあ。なんにせよ上手い。シン君が喜ぶ理由もわかりますよ。
 AAの行動は微妙ですかね。目的不明と言うか、どうなんだろう。ユウナの方面がロゴスに繋がりあったってことは、そのまま反ロゴスを名乗ればよかったような気もするんですが。で、ザフトの支援受けてクーデター。その後、温存してたムラサメ&フリーダム&ストライクルージュザフトを叩く、とか。現段階ではザフト側につくのが一番じゃないかなあ、と思ってたらアッサリザフトに叩かれました。ここもどうだろう。第3勢力は懐柔か叩くかなんですが(ゆえに中立国はそれを弾き返せないと成り立たない)、まずは懐柔工作かけても良かったように思います。もしくは故意に決裂させてから攻撃。大義名分のためのワンクッションですが、うーんどうだろう。まあデス種でこんなこと考えてもしゃーないか。
 で、キャラ。アスランとタリアさんのトークは、思春期な生徒を叱る先生という構図に普通に見えるわけですが。アスランにかっこよかった時代があったってことが信じられなくなりました。というか総集編見る限りでもないのですが。「婚約者なんだろ?」「元、ね」の時点で、あーさすがヘタれだなみたいな。まあ、アスランアスランでいいと思うんですよ。現状に不満はあるけど、具体的に何をしていいのか分からず、てんやわんやで噛み付いていく。いい高校生だなと。シン君とほとんど同じ意味でOKです。中堅管理職なタリアさんは最高です。驚き役のアーサーもなんかいい。
 相変わらずシン君もいい。味方確定のレイには「サンキュ」、アスランには睨みつけて閉じるボタン。思春期だなあ。グッド。ルナマリアとはギスギスしてるんだろうか。
 タリアさんは何に迷ってるんだろう。出会い頭の一撃もわざと外したっぽい(あくまで私見ですが)し、降伏勧告入れたりして。武装解除させて37564作戦なら燃えるんですが、まあタリアさんですしね。デス種序盤を知らない僕には苦しいところ。
 そして見せ場。シン君の形振り構わぬ戦い方に押されるキラ。ザフト軍の猛攻にギリギリなAA。叫ぶアスラン。非常に燃える展開が、主砲タンホイザーによる海水の水蒸気爆発で幕を閉じたわけです。らしくもなく、いい感じにドラマチックでした。シン君の最後の独白とかね。達成感とステラのことで揺れてる感が出てて良かった。ラクスさえいなければ、議長と平和のために邁進するシン君が拝めたはずなんですけどね。主人公はキラだからなあ。最後はどうなるんだろ。ミネルバとAAが共闘しそうな感じなのが凄く残念ですけど、シン君とキラの共闘はなさそうなのが救いかも。シン君&レイ(バックに議長)VSキラ&アスラン(バックにラクス&カガリ)が妥当な線かなあ。それなら燃える。
 何故か長々とデス種のことを語っている自分、ほんとに何やってんだ。