命をかけて、あなたを王にする!

というわけでガッシュ、キリのいい17巻(これが最新なのかな?)まで読みました。
 いや、素晴らしいですね。漫画自身から熱さが伝わってくる漫画は久々でした。特に1〜5までのテンションはマジで凄い。で、多分そのあたりからたるみに入るんですが、15巻あたりでまたヤバくなる。チャイナ&拳法の絆やらキッド君やら、いや、本当に立ち読みで目が潤みましたね。
 ほとんどキャラの名前覚えてないんですが、むしろ覚える必要もないです。彼らの熱さ、というか想いがギンギンに伝わってきますから。『漫画ごときに何熱くなってんの?』という馬鹿を僕が軽蔑する理由のひとつです。深層意識で石になりかけた子が、自分を抱いている人を見た瞬間。主人公とガッシュの厚い信頼。お嬢さんと最強っぽい魔物の不器用さ。すべてが最高でした。
 
 とはいえ、明らかに子供向けの部分はさすがにダルい(苦笑)ですし、バトル物の常としてヒロインは食われまくりだし(雪村蛍子現象)、ていうか要するにスタンドやん、などの欠点はあるんですけどね。そういうものを吹き飛ばせる熱さ、勢いをこの漫画は持っていると思います。少年漫画だからそれでいい。友情、努力、勝利。最高じゃないですか。デスノートと交換してほしいぐらいですw
 また2年後ぐらいに、キリが良くなったら読もうと思います。



 で、ガラスの仮面のコンビニ文庫を。奇跡の人編の濃密さが全編通じてるから凄いんだよなあ。つーかもう完結しないんだろうなあ。もう一歩のところまで来てるのに。紅天女が見たい。
 結局は漫画なのです。