文句があるならベルサイユへいらっしゃい

やっぱり川原泉はすげえなあ、と『笑う大天使』を読んで思います。その直前に男塾読んでたんですが、いや、甲乙つけがたい、というかどっちが上とかそんなんじゃない。後に読んだ『笑う大天使』が印象強くなるのはむしろ当たり前なのです。
 やっぱおハルさんとテディベアの話がヤバすぎる。ラストの、うなだれてる柚子と、その向こうで手を振ってる2人のシーンが、もうやめてってぐらいグサグサと来た。素で心がスッカラカンになるような寂しさに泣けた。
 その反面、誘拐事件なんかは物凄く笑えるわけです。オスカルとコロボックルとケンシロウだもんなあ。
 川原泉を全部集めたい衝動に。少女漫画の代表格ともなると、もう性別問わない。運の悪いほうが妊娠するんだ。最高でした。
 でもこれ、マリみての作者は大好きなんでしょうねw。