ブッ殺した

 相変わらず、今日も僕は古本屋に行きました。大きいデパートを通り、少し歩いたところにある古本屋です。まあ、それはいつものことなので省略しますが、帰り道。いつも通りにデパートを通って帰ろうとしたのですが。
 今日は2月13日。ということで、大きくチョコレートのバーゲンをしています。大学は京都だし、基本的に高校の知り合いも地方に飛んでいるし、まあ僕には縁が無いよな、と半ば苦笑いで通り過ぎました。全年齢取り揃えた女性客で集団が出来ていましたし。
 でまあ、通り過ぎようとしたんですが、そこからするするっと地元の中学校のジャージ姿の女の子二人が抜けてきました。手には沢山の板チョコが入った袋。おいおい中学生がここに来るのは禁止だろ、と思って観察していたのですが。
 二人とも顔を赤くして、今から作るチョコレートのことを喋っていました。〜君に渡す、〜君ってかっこいいよね。本当に幸せそうに、本当にワクワクしているように。いかにも中学生らしいその言葉に、こういうのならバレンタインもいいな、となんとなく思ってしまいました。明日の部活でちゃんと渡せるように、ちゃんと気持ちを伝えられるように、彼女たちに僕からも祈っておきます。願わくば、彼女らに幸あらんことを。





 これで終わってれば、『いい話で終わらせるなよ腐れチンコが』とでもツッコミが入りそうなぐらいいい話だったのですが……。

 やってくれちゃいました。ぶるまの純情竹仙人に続き、ぶるまのチンピラ、Ryo−T氏が。実は今日、僕は用事があって彼に電話をかけたのですが、第一声がコレです。
『相沢、俺、勝ち組やで』
 ……あえて続きは書きません。彼が何を『食った』のかも書きません。ただ、彼をボコボコにしたい、とだけ、言っておきます。Fuck Out!!