『うしおととら』藤田和日郎 ★★★★★

 なげさんが友人から貰えるそうなので、今日はそれについて。

 熱いです。マジで熱い。獣の槍を使ううしおに、それに取り付く妖怪とら。彼らが織り成す活劇は、まさに熱いの一言。だけでそれは、若干時代遅れの熱さなのです。
 『自分のために生きる』生き方が正道とされる現代。うしおのように、人の危機を見ると体が反応してしまうような熱血漢は、もう流行らない。悲しいほどに彼は、今から見ると浮いています。それでも。熱い彼らの熱は、凍った僕らの心に風を吹き込みます。とらのように。鎌鼬のように。


 そして、主人公はとらと真由子ですw