スクライド

 31日からひたすらスクライド見てました。最高です。これだよ、俺はこれを見たかったんだよ。熱いシャウト! 熱い人間模様! 熱い死に様! マジで素晴らしい。やっぱ主人公はああじゃないとね。カズマ最高。なんかアニメの方はカズマ呼び捨てで、漫画の方はカズマ「さん」をつけてしまう感じです、俺の中で。漫画は漫画で、スクライドの設定をきっちりチャンピオン的に生かしててナイス。漫画の方が叫びたくなるセリフは多かった気がします。「絶対にノウ!」「女泣き!?」「ビバはイタリア語で、ノゥリッジは英語だ!!」「なんと聞こえのいい言葉か――」とか最高。さっきから最高しか書いてない気がするけど最高。チャンピオンは覚悟のススメといい、ツボに入るときは極限まで入ってくれます。読んだ直後は、自転車乗ってるときに、たとえば信号が赤の時でも「止まろうとする弱い心に反逆しろォおお!!」と突っ込んでました。冷静に考えなくてもただの迷惑な馬鹿です。だが止まることはできない! それだけは絶対にノウ! とか。うんマジで駄目だ。ナイスガイ箕条晶がアニメで出ないのは若干残念ではありました。あの「小林ってなんだ……」は素晴らしい笑いを俺に提供してくれましたよ。水守さんもアニメとは違って素敵だったのになー。愛してた、愛してました、の掛け合いには惚れた。そう思うだろ、アンタも。
 とはいえアニメも最高。「反逆」という言葉が出てこないのには若干戸惑いましたけど、最高。すげえ。過去に「自分がジャイアン萌えなんて言葉を発するとは思わなかった」などと書いたことがありますが、ほぼ同じくらいに驚きとして「自分が保志の声でガン燃えするとは思わなかった」を挙げます。いやマジで。過去に遭遇した保志声は、種のキラとかゼノサーガのケイオスとかそういうヤサ男ばっかりだったので、このカズマは本気で驚きました。素晴らしいシャウトだよ保志。抹殺のォ! ルァストブリッドゥォおおお! とか最高。マジで血液が気化する勢いで燃えました。保志のチンピラなまり(「なァんだよォ!」とかそういうのね)最高です。この道で俺の最高評価といえばAKIRAの金田だったんですけど、それに並ぶノリです。あのねちっこい声がここまで効くとはね。そんなカズマと、並び立つ劉鳳がまたいい。ていうか男性キャラがすべからく個性的でいい。あのやったら男気のあるスイカ頭とか、もはや説明不要のストレイトクーガー、これだから本物の女の子は嫌いなんだ、という名言を残した、ええとなんだっけあの常夏野郎、そして君島。君島はもう素で来ました。あの12話からカズマと劉鳳の正面決戦までは、ほんとにずっと拳握り締めてましたよ。背筋に来ました。そっから劉鳳のウソくさい笑顔とかにニヤニヤしつつ寺田あやせですよ。カズマの「あやせぇ!」が涙腺に来まくり。くそっ君島ァ! とはいえ死亡シーンではシェリスも相当に来ました。正直水守は、あの特技は回復呪文、嫌いな言葉は戦い、好きな言葉は話し合いで解決できませんか的なキャラが相当にアレだったので、逆にシェリスに心の比重がかかってたのです。スタンド能力死亡フラグだし。あそこのカズマの「お前は今泣いていい!」はズルいよ。次の話のOPで、シェリスのとこが白黒になってるのもまたズルいよ。枕に突っ伏した俺です。君島のときは瞠目でしたけど、シェリスは力が抜けました。シェリス素敵。いやかなみもいいけどね。カズ君! あいよォ! とか本気でガッツポーズ作りましたよ。ていうか後半はカズマが喋るだけでなんか血が騒いでた気がします。保志すげえよほんと。あと予告のナレーションも燃える。荒野に、男、二人。うォオおお燃えるぜェぇええええ!!!
 いやーでも本当に面白かったです、スクライド。燃えました。やっぱ主人公はこうじゃないとなー。ちょっと今はテンション低いので、受けた熱さをここの日記ではあまり上手く書き表せてませんけど、もうほんとに体温が異常な上昇を見せたわけですよ。今俺が見たかったのはまさにこれです。この熱さを感じたかった。最後のガチタイマンとか全身の毛穴から熱された血液が飛び出してきそうな勢いでした。素晴らしい。もしかしたらリヴァイアスも実はかなり面白いんじゃないだろうか、とまだ見ぬ作品に希望を募らせたりもしています。多分見ないけど。
 というわけでスクライド最高という話でした。もっとだ! もっと輝けェぇええええええ!!!