Fate

 楽しめたなー。いや、今終わったんですが、セイバー。畜生。最高に熱い漢だったと思います。途中すげえダルかったし眠かったししんどかったんですが、最後の最後で来ましたね。恋愛要素なんて混ぜるからややこしくなったんじゃいか、と途中からほとんどそういう風に見てたんですが、最後は参ったなあ。ああいうの弱いんですよ。漢達の、なんというかそういう熱いの。あ、俺女性でも『漢』って褒め言葉で使ってます。
 ありゃ男女逆だろ、と思います。女性であることを隠していた、ということとシロウの扱いのギャップが、むしろ存在理由に近くなっていることは分かっていますが、それでも逆だったんじゃないかなあ、と。それよりも、王であることの方が重要だったわけですし(と、基本的にロマンチストの俺などは思ってしまうわけです)。
 あとは騎士について触れてくれれば。円卓の一人ならアーチャーの察しはつくんですが、うーんさすがに捻ってくるかな。
 あーでも、国とか夢とか、そういうのに馬鹿みたいに命賭けてるストーリーに、俺はほんとに弱い。憧れに近い部分で、自分がそういうことできないって分かってて、向いてないし上手くもいかねえ、ってムカついてるからこそ、強く求めてしまう。ほんとに、あー、畜生。セイバーは漢だった。それだけ。二次創作なんて書けやしない。立派な、見事な人生だった。途中、歴史ものにありがちな気持ち悪さ(無論、沙耶とは完全に別種の、解釈の差で起こるすれ違い)を感じたものの(主にえろシーン)、ラストで全部吹っ飛んだ。やってることはまんま、歴史上の人物をマイキャラ説得で折れさす、要するにU−1的なものなのに、演出でこうも変わるか。
 吹っ飛んだ。

……つーかほとんど燃え尽き気味なんですけど。やべえ、2週目正直ダルい……。